独立リーグの給料 実際どのくらいもらってるの?
独立リーグで夢を叶えたい!
って思っているけど、
独立リーグの給料は安い!
夢を叶えるためにアルバイトをしながら…
なんてよく聞きますよね。
・「実際の給料ってどのくらいなの?」 ・「本当に生活が厳しいの?」 ・「プロ野球選手だから意外ともらってるんじゃないの?」
このような疑問に
実際に独立リーグで3年間プレーした私が答えていきます。
1.独立リーガーの基本給は…
早速ですが、、、
気になる実際の給料はどうなのか。
ほとんどの選手(NPB未経験)が月10万円ほど。
これが真実です。
「そんなに少ないの?」
「これで生活できるの?」
と思った方が多いと思います。
もちろんリーグやチームによって多少前後しますが、
どこのリーグもチームを基本給は10万円ほどといっていいでしょう。
僕が所属していた、四国アイランドリーグでは…
新入団選手の基本給は10万円というリーグ統一で基準のようなものがあります。
他の球団の選手に聞いても、大体が10万円
多い人で15万円ほどは聞いたことがありますが、本当にごくごく少数でタイトルホルダー(最多勝や首位打者)の中でもほとんどいないくらいです。
2.「登録選手」と「練習生」で給料が違う!
実は…
独立リーグに入団した選手、全員が10万円の基本給をもらえるわけではありません。
NPBの1軍、2軍選手のように、
独立リーグも登録選手と練習生選手で給料が違います。
「登録選手」と「練習生」
それぞれの違いを見ていきましょう!
公式戦に出場することができる(ベンチに入ることができる)選手の数は、おおよそ27人までと決まっています。
※リーグの規定により多少の差あり。
これらの選手を「登録選手」と言います。
そして、これらの登録枠から溢れてしまった選手を「練習生」と言います。
登録メンバーは先ほど説明した、10万円ほどの給料をもらうことができます。
練習生になると、10万円という給料でさえ、支給されません。
練習生の給料もチームによって様々ですが、
0円のチームもあれば、数万円もらえるチームもあり、まちまちです。
ほとんどのチームの練習生は無給で野球をしています。
3.インセンティブについて
独立リーグでも、インセンティブ報酬が発生します。
インセンティブ報酬とは、いわゆる出来高報酬のことです。
こちらに関しては、各球団によって全く変わってくる内容になります。
例えば…
・基本給は全員一律だが、インセンティブの割合が違うチーム ・1試合に掛けられるインセンティブ額が一定でその総額を活躍した選手で山分けするチーム ・1ヒット●●円、1奪三振●●円、など個人の成績によって設定されているチーム
など、、、
様々なインセンティブ報酬が設定されています。
特にインセンティブ報酬が充実しているチームだと、1試合で3・4万円稼げることもあるみたいです。
4.年収はどのくらい?
以上の3項目をみてみると、基本給は大体10万円前後ですが、「登録選手」となっていた日数や「インセンティブ報酬」によって個人差がかなりありそうですね。
年収に換算するといくらくらいになるのでしょうか…
僕は3年間独立リーグでプレーしましたが、
野球選手としての年収はだいたい平均して100万円前後でした。
怪我が多く練習生の期間が長かった選手ですと、年収が50万円くらいの選手もいます。
基本的に、給料が発生する期間が、
シーズン中の3月〜9月の合計6・7ヶ月ということもあります。
※基本的にオフシーズンは給料が出ません…
そのため、オフシーズンは球団が斡旋しているアルバイトで来シーズンの資金を貯めながら練習している選手が多いです。
基本給があまり高くないチームでも、インセンティブ報酬が多くもらえるチームで活躍する選手は、
月に25万円以上もらっている選手もいます。
そういった選手は年収換算すると200万円くらいは稼いでいるのではないでしょうか。
5.元NPB選手の給料はいくら?
元NPB選手の給料は、通常の独立リーグ(NPB未経験選手)とは大きく報酬形態が異なります。
特に、NPB経験選手は兼任コーチになる方も多くその分基本給が多くなります。
登録選手、練習生に関わらず、年俸制(毎月固定給)で契約している選手もいるようです。
こちらも、各選手、各チームによって様々です。
まとめ
以上が独立リーグの給料に関する真実です。
基本給、インセンティブなどは、
チームによって様々ですし、
どこのチームでもNPB12球団の選手には遠く及ばないような、
安い給料です。
しかし、
毎年、ドラフト会議で独立リーグから指名されています。
夢を叶えるため、
野球に専念できる環境としては野球でお金を稼ぐことができますし、
大変良い環境ではないでしょうか?
給料は少ないかもしれないが、夢のために勝負する。
これこそが独立リーグの魅力ではないでしょうか。
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